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リペアコラム Vol.2 フレット!

はい、お待たせしましたっっ!

第二回目で ございますよぉ~。

今回は、フレットのお話し。。。

フレットって 交換工賃が お高いですから、なかなか踏み切れない方々が多いですね。

確かに、ウチではFenderタイプのローズ指板でも5万円弱 (ニッケルのフレット代金・ナット交換・セットアップ全て込みですけど) かかってしまいます。

よそ様では、もう少し お安いかな?(^^;

 

でも、フレットは車で例えるならタイヤと同じ!

気付かないうちに徐々に消耗してますから、なかなか気付かな~い。

 

完全にフレットの山が無くなっていればユーザーさんレベルでも気付くのですが、例えば弦の跡で凹んでいたりすり合わせのやり過ぎで山の頂点が平面になっている・・・などなど、これらはリペアマンでないとなかなかわかりにくいレベルです。

 

よく、『すり合わせをして』と言う お客様がいらっしゃいますが、フレットの状態によってはすり合わせが決定的なダメージを与えて、とどめを刺してしまう事もあるのです。

 

すり合わせで微調整が出来るのには、条件がありまんねん(^o^b

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 山の高さが十分にあるタイプのフレット。

◆ 幅がさほど広くないフレット。

◆ トラスロッドが十分に効いて、指板面がまっすぐに補正出来る。

大きく分けると この三つ。

 

山の高さが低いと、すり合わせによって さらに低くなるので 指で押さえた時に指の腹が指板に当たり、これが抵抗になって 今までよりも力まないとまともな音が出なくなりやすい。

また、チョーキング時に メチャ 力まないといけませんから、正確な音程まで上げにくくなる。

 

幅のあるフレットで すり合わせをしますと山の底に近づくのですから、今よりも面が広くなります。

そうすると 弦を押さえた時に “面”で弦が捕えられます。

面で弦が当たると 音の立ち上がりが若干 遅く感じられるのと(実際にアタック音はスポイルされます)、サスティーン自体が 短くなる傾向にあります。

つまり、音が出るのに若干のロスタイムがあり、おまけに鳴っている時間が短いんですわぁ(^^;

 

指板面が まっすぐになってくれなければ、いくら すり合わせをしても無駄なばかりか、余計に症状を悪化させてしまう事もあります。

 

これらの判断は、やはりプロの目で見てもらうのが大切ですね。

 

 

【おまけコーナー】

フレット交換の作業途中なんて 見る事無いでしょうから、ウチでの事例をご紹介しましょう。

わかるかなぁ、、、矢印をしてある2本分の指板の端が 内側に入ってしまっているのです。

長年のご使用で木が変形したのか? 元からの加工で ここだけ削れてたのか?

これに合わせて端を削ってしまうと、ネックのグリップ自体が変わってしまいます。

手の感覚だけで何とかラインをつなげましたよぉ~(^^;
指板修正でナットの前側の塗装も一緒に削りますので、アロンで疑似クリアー塗装に復活!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これって結構 根気とテクニックが要りまんねんでぇ~。

アロンのまじゅちゅし(魔術師)と呼んでぇ~!
↑ 言えてない (^^;

 

 

 

指板の両サイドにセルバインディングのあるタイプは、あらかじめセルの上に乗っかる部分の足を切って、底をヤスリで平面に削ります。

だからセル有りのフレット交換はお高いのです~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元から指板の端が内側に丸められすぎて 弦落ちする場合は、フレットの足の部分だけ ローズの粉を埋めて延長させたりも しますねんで(^^;
これ。。。メッチャ手間かかりますぅ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

フレットを抜いて 溝の周辺が欠けたり めくれたりした時は、一か所ずつ定規で溝をせき止めて ローズの粉を埋めて固め、補修するのです(^^;

これだけの色んな手間をかけて フレットは復活するのですぞっっ。

ねっ、、、何で交換工賃がお高いか、わかっていただけましたぁ~?!
ほな、また・・・

 

次の更新は いつになるやら、、、

さ、、、さいなら~(^o^)/

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