現在一部機能を調整中です、

リペアコラムVol.5 餅は餅屋

まいどおおきに、2回目にしてご無沙汰のTUNEの月森です。

おかげさまでたくさんのオーダーや修理のご依頼をいただいており、この世知辛い世の中を生き抜く事が出来ております。感謝感激雨あられでございます。
さて、日々たくさんの修理に関する相談を受けるのですがその際に理解していただきたい事がありますので今回はそれをお話させて頂こうと思います。
そうそう、前回の終わりに「次回はナットの話」と振ってしまったのでそれも絡めて話していこうと思います。

     「最近音抜けが悪いので○○を交換して下さい。」
     「バズがでるので○○を交換して下さい。」
     「サスティーンが欲しいので○○を交換して下さい。」
     「ノイズが酷いので○○を交換して下さい。」
     「チューニングが狂いやすいので○○を交換して下さい。」
                            etc….

よくこのような感じで依頼を受けることがあります。
※○○のところはブリッジ、フレット、PU、ペグ、プリアンプ等々が当てはまります。

例えば、「チューニングが狂いやすいのでペグを交換して下さい。」と依頼があったとします。
確かに精度の悪いペグから日本が世界に誇るGotohのペグに交換すればチューニングが狂いにくくなるかもしれません。

gotho

gotho2

でもちょっと待って下さい。狂いの原因がペグではないかもしれません。
ペグ以外で考えられるのは、ブリッジや弦、ナットですが、もしかしたら全てかもしれません。
原因がハッキリしないまま闇雲にペグを交換し、それでも治らないからブリッジを交換し、それでも治らないからナットを交換し、、、そうこうしているうちに諭吉さんが何人も羽ばたいて行って「このベースは駄目だ!お前に売ってやるよ!!」と二束三文で売ったベース。
でも1週間後、、、
(ベースを買い取った)彼
「お前に売ってもらったベース、ペグもブリッジも、ナットも良いの使ってるし最高だよ!ありがとな!!やっぱりTUNEは最高だね!!」
あなた「でもチューニングがすぐ狂うからライブでは使えないぜ」
「そりゃあ、あんな質の悪い弦を張っていたら(チューニングが)安定するわけないって」
あなた「えっ!?、、、」
「お前もしかして、、、TUNEのせいにしてたの??」
あなた「諭吉さん、、、(;_;)」
注:TUNEは純正でGotohさんやHipshotさんのペグやブリッジを使用しております。

このケースで言うと野口英世さんが2,3人旅立つだけで解決できたはずなのに福沢諭吉さんが登場する羽目になっています。

senenmanen

ではこの様な事態を防ぐにはどうすれば良いでしょうか?
それは信頼の出来るリペアショップやおぢきさんの居る夢羽工房、TUNEに持って行く事です。
そうすれば気の弱い兄貴や親父達が親切に(特に女性に対して)診断してくれます。
注:リペアマンは大概見た目に反して気が弱く女に弱いものです。安心してお越しください。
要は『餅は餅屋』という事です。

他にも「音抜けを良くしたいのでPUを交換して下さい。」なんて依頼があったとします。
果たしてPUを交換しただけで音抜けが良くなるでしょうか?
先程の様に音抜けの悪さにはPU以外の原因があるかもしれません。
確かにPUを交換すれば(ものに寄りますが)ガラッと音が変わり改善されるかもしれません。
でも音抜けが良くなっても音色が変わって気に入らなければNGですよね?
そこでまた他のPUに交換して、、、と負のスパイラルにはまって枕を濡らす事になります。
では上記の依頼を受けた場合、世のリペアマンはどの様に提案するかと言うと、

     「配線の取り回しを見直してみましょう」
     「ノイズ対策を施してみましょう」
     「ナットの溝切りの角度を調整してみましょう」
     「ナットやブリッジのサドルの素材を交換してみましょう」
                  etc….

どれも元の音色を大幅に崩さずに、尚且つPU交換よりもお手頃な投資で問題を解決する方法です。
もちろんどの処置が必要なのかはケースbyケースでリペアマンの経験や傾向が表れるところでもあります。

上記の提案で「ナットやブリッジのサドルの素材を交換してみましょう」では、音の変化が大きく出ます。
サドルは同サイズの物であれば元に戻すことも容易ですのでいろいろと試し易いと思います。
注:交換の際はインチとミリの違いに注意して下さい。
ナットはと言うと、さすがに簡単には交換できず加工精度も大切になりますのでプロにお任せしましょう。
ここでは加工に関することは触れませんが代表的な素材による音の傾向を簡単に紹介しますので交換の際の参考にして下さい。

素材 音の傾向

牛骨 最もポピュラーな素材。バランスが良い。
オイル漬けは滑りが良くチューニングが安定し易い。

以下は牛骨を基準にそれ対する印象です。

象牙 きらびやか。もちろん高価。
人工象牙 TUSQが有名。象牙に近い音色。
カーボン 音の立ち上がりが早い。乾いた音色。
弦の音色の特色が出やすい。
ジュラコン ソフトな音色。品質が安定している。
ブラス(真鍮) 牛骨とは違うサスティーンや響き。
使う木材によって異なるが概してまろやか。

他にも多種多様な素材がありますが一般的ではない素材はそうならない理由(入手困難、高価、音が良くない等々)がありますので上記の素材から検討する事が無難です。
気を付けなければならないのが、ナットを交換しても上記の傾向の様にならない事もあると言う事です。
ベース本体の木材やブリッジ、フレットの素材、弦の種類etc…これらが全て絡み合って一つの音になっているからです。
その辺りの組み合わせの判断はやはり経験豊富なリペアマンに相談するのが一番です。
だから『餅は餅屋』なんです。
という事で関西にも素晴らしい餅屋、、、もとい、リペアショップがたくさんあるので気軽に相談してみて下さい。

第2回雑記のコーナー

今回は音楽関連のサイトらしく、僕が最近よく聴いている曲のお話です。

タイトルはずばり「カス」!!
カスの僕にぴったりなタイトル♪

仕事中に聴いているラジオから流れてた曲なんですがしばらくはタイトルを何て言ってるか理解できませんでした。だって「カス」なんで(笑)
歌っているアーティストさんは泉沙世子さん。僕の出身地と言ってもいい豊中出身らしいです。
歌声、歌詞、アレンジ、良い感じですね。
特に「10年後は…」のくだりがグっときます。
まあ、10年後は40代で白髪も生えて、もしかしたら生え際も際どい事になっていて、どう考えても今と違うんですが、、、
なかなかの美人さんですしちょっと応援してみようと思います。

ふ~ん、月森はこういう音楽が好きなのか、、、と思われるとまずいので最後に言っておきます!
僕はメタラーDEATH!!!!
街でロン毛でベルボトムを見かけたらのメロイックサインをしてみて下さい。
メロイックサインが返ってきたらそれが僕DEATH!!
返ってこなければ、、、それは知りません。
では次回まで、もちろん「Keep on メタ~ル!!!!」

おまけ


TUNE Custom Repair Works
tune11.image005〒661-0953 兵庫県尼崎市東園田町6-51-8 メゾンプチ園田1F
TEL/06-6493-7775 FAX/06-6493-8039
お問い合わせE-mail

Post Comment