現在一部機能を調整中です、

リペアコラム Vol.4 弦の張り方!!

皆さん初めまして。

TUNE Guitar Maniacで製作とリペアを担当している月森と申します。

 

畏れ多くもリペアブログの第一人者「おぢき」さんの後を引き継いで今回からコラムを担当する事になりました。

(ちなみにおぢきさんの「ぢ」“ち”に“てんてん”です!!で、TUNEはテューンです!!チューンじゃありませんよ!!)

 

コラムやブログなどは今まで一度も書いた事がなく正直、何を書けばいいのか?どんなトーンで?どこまで毒を吐く?下ネタはどこまで?といった感じで不安がいっぱいです。

とりあえず得意??の下ネタは封印して真面目に、尚且つリペアをしていて思う事を徒然なく綴っていこうと思いますのでお付き合いの程、よろしくお願い致します。

 

 

「音を良くするにはどうしたらいいですか?」

 

この仕事をしていると年に数回は聞かれる質問です。

答えはとても簡単!

 

「我が社でオーバーホールしろ!!

 

と、強気で言いたいところですがお客様それぞれに事情がありますのでそこは

「弦にこだわってみてはどうですか?」と。

さらに女性には「手取り足取り巻き方を教えますよ」と答えるようにしています。

とまあ、最後の件は置いといてベースには本体やブリッジ、ペグ、PUなどたくさんの音を決める要素がありますが音の始まりは弦ですよね?

その弦が音の張りを失っていたら後で補正しようにもできません。

「EQのトレブルが効きません」と持ち込まれる修理品がありますが、弦が古く所謂「死んだ状態」のために音の始まりの部分で高域が失われている事が原因だったりします。

EQは入力された信号を増減するため無い物は出力できません。

ですのでどんなに高域や低域を強調する材やPUなど使用していても弦に問題があれば理想の音は作れません。

という事で初回は音の入力部、弦の話をしていきますね。

まず、弦選び!!これは説明云々より「百聞は一聴にしかず」当サイトのベース弦の試奏比較:ニッケル弦編を要チェック!!

いやぁ~「BASS ON TV」素晴らしいサイトです!

ちなみに僕はDR/NMR-45 SUNBEAMSを愛用しております。

簡単にレビューしますとノンストレス、落ち着く音色です。劣化スピードも緩やかで比較的長寿命だと思います。

音質や弾き心地は人それぞれですので僕から言いたいことは「まともな振幅をする弦を選びなさい」です。

初期段階で弦の振幅異常や音質不良が頻発するような商品は避けて下さいね。

 

お気に入りの弦が決まったらあとは弦を張るだけなのですが….

皆さんは正しく弦を張れていますか?

実は今回のコラムではここが一番伝えたいポイントなのです。

TUNEには年間で数百本のベースやギターが持ち込まれるのですが正しく弦を張られている割合はおそらく数%ではないでしょうか。

ではどんな状態が悪い例かと言うと、「ねじれ」「巻き過ぎ」「巻き不足」と言ったポピュラー(?)なものから写真aのようなナットへのテンション不足があります。

これではナットに適正なテンションが掛からず弦が暴れたり共鳴したりと問題が生じます。演奏性を考慮して狙ってやる以外は写真bになるように巻いてあげましょう。

 

A 写真a
B 写真 b
ついでに悪い例の写真をもういっちょ!
C 写真c

写真c は手で巻いたため捻じれが生じています。

D   写真d

写真d はこのあと紹介する方法で巻いていますのでキレイです。再度弦を巻く際も非常に楽に巻けます。

 

他にも余った弦をブラブラしているのはとても危険ですので止めて下さい。気を付けていてもよく刺さるんですよ(涙)


それでは、TUNEで行っている弦交換を写真付きで解説していきますので参考にして下さい。

 

 

1: 道具を用意する

  • 弦を切るニッパー 必ず鋼鉄用の刃のものを使用します。
  • 弦を曲げるプライヤー(ラジオペンチ)
  • スケール(定規)   端が0から始まるもの
  • ストリング・ワインダー 無くてもよい
tool

2: 弦を伸ばす

新品の弦は基本的に丸めて販売されています。

そのため癖がついておりますので下の写真のように手で真っ直ぐにするイメージで伸ばして下さい。

ボールエンドから先に向けて2,3回程度で構いません。

最近はストレートパッケージで販売されているものもありますが、おまじないのつもりで「良い音なあれ、まっすぐなあれ」と伸ばしてあげて下さい。

きっと今までより良い音がしますので。

g01
g02
g03

3:ブリッジに弦を通して適当な長さに切る

適当な長さは人それぞれですが短すぎるのはNGです。チューニングが不安定になるばかりか弦が切れやすくなります。  逆に長すぎるとどうかと言うと、ストリング・ポストにダンゴ状態になるのはNGですが、そうでなければ弦を伸ばすのに時間が掛かるデメリットはありますが問題ありません。

もちろんトレモロが付いているベースは長すぎるとアーミングした時に大変な事になりますのでNGです。

えっ!?ベースにトレモロなんて誰も持ってない??

いやいや、それが全国津々浦々トレモロ付ベーシストは実在しているんですよ。

twx-4t.tcr.image002TWX-TREM

だって我がTUNEが作ってばら撒いているのですから!その数、、、わかりません(笑)
90年代から現在も数えきれないぐらい作っておりますので。

気になった方はご一報を!!

では、気を取り直して解説していきましょう!

AA写真A
写真Aでは弦を切る長さを測っています。ポストの径やゲージ、ヘッド角等によって細かく調整はしておりますがここでは10cmです。
BB写真B
プライヤーを使い10cmのところで折り曲げます。折り曲げた先は適切な長さに切ります。長さの目安はポストの奥に当たるぐらいのところに設定してやれば間違いはありません。
CC写真C
ポストの先端の割れに合わせてプライヤー/ラジオペンチで折り曲げる。慣れるまでは実際にポストに合わせて折り曲げる長さを確認すると良いでしょう。これをすると仕上がりが美しくプロ気分が味わえます。
EE写真E
FF写真F

弦を折り曲げないように気をつけ、テンションを掛けながら巻いていく。

写真Fぐらいまで巻けたらねじれを取る要領で初めに弦を伸ばした時と逆の方向に伸ばして下さい。

その際にポストに巻いた弦がほぐれないようにテンションは掛けておいて下さい。

GG 写真G
HH 写真H
II 写真I

一気に弦が増えましたが(笑)完了です!!

美しい!!!!!

 

いかがでしたか?今までより良い音がするようになりましたか?

今回はほんの一例を紹介しましたが様々なタイプのペグやブリッジがありますので他にもコツがあったりします。それはいつか紹介できればと思います。

皆さんも音の入力部、弦にこだわってみて下さいね!!

 

弦の巻き方をもっと詳しく教えて欲しい方は是非TUNEまで!!

調整やPLEK依頼の際に新品の弦をお持込いただきましたらレクチャー致します。

今回は人生初めてのコラムという事で至らない点も多々あったと思いますが最後までお付き合いいただきありがとうございました。

次回はナットの話をする予定です。お楽しみに!と思ったのですがベースの話だけするのもつまらないのでコラムの最後に僕の好きな音楽やハマっているもの、日々思う事をほんのちょっと紹介していこうと思います。

第一回目の今回は「お酒」

もちろん皆さん大好きですよね?僕も大好きで、時間があればBarに行ってまったりと仕事も家庭の事も忘れて呑んでいます。

そんな僕の今一番のお薦めはズバリ!!

《Nikka Whisky From The Barrel》

WISK 

 アルコール度51%のガッツのあるウィスキーです。そのうえ後味が味わい深くもしつこくない、男らしいお酒です。もちろんロックで呑みましょう!!

どうです?呑みたくなりましたよね?そんな時は僕の行きつけのBar「Natural Style」に行きましょう!

とても優しい雰囲気のお店で男前で優しいマスターが出迎えてくれますよ。是非、夜の大人時間の入り口に、、、

「Natural Style」

 NS

http://natural-style.in/

ご意見、ご要望等ありましたら遠慮なくTUNEの月森宛てに連絡下さい。

賞賛は受付けますが細かいツッコミ、ご指摘は勘弁して下さい。

 ※クラフトマン、リペアマンそれぞれに考え方が存在します。

あのリペアマンと違う、私の考えはこうだ!等のご意見は受付けませんご了承下さい。

 


TUNE Custom Repair Works
tune11.image005〒661-0953 兵庫県尼崎市東園田町6-51-8 メゾンプチ園田1F
TEL/06-6493-7775 FAX/06-6493-8039
お問い合わせE-mail

 

Post Comment