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第10回 泉 尚也さん

ベースとドラムの間には、宇宙的空間が存在する。

こんにちは、このサイトの監修や機材の試奏などを担当させてもらっている、泉尚也です。
IzumiProfPhotoさて皆さんは、初めてバンドの中のアンサンブルでベースを弾いた時に、どんな印象や感覚を持たれたでしょうか?

私の場合は、ドラムのサウンドとベースが合わさった時の空間が、今まで経験したことのないとても気持ちよい空間と感じ、バンドでベースを弾く事に病み付きになりました。キックとベースが上手く合った時や、ハイハットとフレーズがシンクロしたとき、などなど数えきれない組み合わせがありますが、それぞれの音が更に説得力をもつ感じが、本当に素晴らしいと思いました。その言葉で表現出来ない音空間の魅力に未だ引かれている事が、40年近くベースを弾き続けている理由の一つです。
バンド経験のあるベーシストの皆さんならお解りでしょうが、これほど一人で弾いてる時と、アンサンブルの中で弾いた時のギャップが大きい楽器は、他に無いですよね。一人で弾いててもそんなに面白くない単純なフレーズが、バンドの中ではとても楽しく面白い。他のパートにはない魅力が、ベースというパートを演奏する時にある、という事なんですね。

近年、ベースの単独ソロでステージに立ったり、ドラムレスのユニットで演奏する事も増えましたが、やはりベースという楽器はドラムと合わさって、よりプレイが引き立つパートであると、改めて思います。
昔はドラムがいない編成で演奏するのは嫌いだったのですが、ドラムレスでの演奏もある時期から、聞き手がベースのプレイからドラムのパターンも感じられるし聞こえてくる、というのを目指してプレイするようにしてみると、一気にイメージと自由度が拡がりました。
そういう事も経験して思うのは、ベースを一人で弾いている時は、とてもリズムやサウンドのイメージを持ちながら弾く事が大切ですね。アンサンブルを司る大事なパートですから。

さて10年ほど前になりますが、ドラムとベースとボーカルというユニットを始めました。ドラムとベースのコンビで表現できる世界を追求したかったのです。その上にメロディが乗っかればドラムとベースの空間を生かしつつ、面白い表現できるのでは、と思ったからです。
音楽の3要素と言われる、1.メロディと2.リズムは満たしていますが、3.のハーモニーを受け持つパートは無い事になるのですが、ベースとメロディとの間にもハーモニーは存在すると思ったのです。たった2音ではありますが。そして以前から感じていた、ひとつの曲の中で横軸に絡み合うメロディとベースの空間も、このシンプルな編成で浮き彫りにして表現したかったのです。
和声的に難しいタイプの曲調のものも多々ありましたが、それぞれの楽器同士の空間を上手く表現出来たと思います。

そして、その空間を更に追求しようと思ったのが、3枚目のソロアルバムのコンセプトだったのです。
最初は、ドラマー(韻シストのTarow-One)と私二人だけでスタジオに入り、色んなパターンをレコーディングしていきました。
結果、内容的には面白いものが録れたのですが、それをまとめて行く作業が難しく、そしてやはりちょっとマニアック過ぎると思い、後付けで上もののサックスやギターをダビングしていきました。そのほうがドラムとベースの空間も、より活きてくると思ったからです。何よりドラムとベースのベーシックトラックを聞けば聞くほど、そのコンビが対峙する上ものを求めていました。出来上がったアルバムは、その空間を楽しんで貰える作品となったと思います。
皆さんも、ドラムとベースの空間~その宇宙的な拡がりの魅力と可能性を追求してください。

イメージ

宣伝になってしまいますが、アルバムの試聴、購入はこちらまで。
http://www.izuminaoya.com/74

レコ発ライブ(2013年3月26日)の詳細は、こちらまで。
http://ameblo.jp/naoyaizumi/entry-11488508265.html

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