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第8回 梶山シュウさんループマシン

どぅもこんにちは。
コラム第壱回目に登場しました、旅のベース詩人梶山シュウでございます。
このサイトをご覧の方はベーシストがほとんどでせうし、わりと機材マニア系の方々も多いと思はれます。ので、けふは私の音楽における重要なアイテムの一つ「ループマシン」につひて述べてみやうと思ひます。

昨今、ループマシンを使ってパフォーマンスする人の事を「ルーパー」と呼ぶさうですが、私自身は「ルーパー」を名乗るつもりはありません。しかしながら、ループを活用しはじめて20年、「ブーメラン」以降のコンパクト・ループ機能の進化とともに歩みを進めて来た自負はございます。
ラックタイプのものから、えへくたータイプのものへ。ループ時間も2秒から、今や10分以上サンプリングできるんですって?。しかもそのコンパクトさたるや、5Uのラックを引きずり回してゐた時代が嘘のやうです。

さて、ループマシン、といふのは、正確にはリアルタイムサンプリングマシン、といふ事になります。その名の通り、いま演奏したものがそのまま再現される、といふ機能ですね。この「そのまま」といふのがミソで、要するに失敗しても「そのまま」再生されてしまふ、といふ事。
やはり演奏技術の正確さ抜きには語れないマシンでもあります。
失敗したループパタンの上で必死にソロを取り、自爆してゐる人もわりと見かけます。

ベーシストがループを使う場合、ベーシックとなるパタンをサンプリングさせ、その上で高音部のソロを取る、といふ使い方が一般的のやうです。
が、私は真逆のアプローチを取っております。

私の場合、テンションを含むコードトーンを高音部でループさせ、その下でベースラインを弾く、といふ方法を用います。これだとコード展開のバリエーションに圧倒的な広がりを持たせる事が出来ます。

企業秘密をバラすつもりで(笑)一例を挙げてみませう。
ベースの1、2弦5フレットのハーモニクスは、そのままレとソの2オクターブ上ですね。このふたつソとレは、そのままGコードの構成音でもありますが、ルートをCに取るとこれらはCadd9となります。さらにEを弾けばEm、FならばF9(13)、E♭ならばE♭M7、B♭ならB♭6・・・、他にもパッシングトーンを使えば、ほぼ無限、といふほどの広がりを持てます。

これを使ったのが私のオリジナル「らのえてぃあ」です

これだと、要するにベーシストのソロはほぼワンコードの壱発もの、といふ呪縛から逃れる事が出来るのです。ポップな展開に持って行く事も出来ます。もちろん、正しいコードの知識は必要となりますが・・・。

ループ時間も短くて済むので、失敗の危険も減るし、何より旧機種でも十分対応できます。

私は「ベースを弾いて唄う」といふ事をことさら特別に捉えたくない、といふ思ひから様々な事を試して来て、まぁ結局こんな風にやや特殊なニッチに収まってしまいました。

が、私はあくまでも単なる音楽家としてありたいし、変わったスタイルで唄うベース弾き、として認知されたい訳ではありません。
ただまぁ、個人で色々研究するのに、このループ機能、といふのはたいへん便利な代物ですね。

しかしまぁ、機能自体がたいへん特殊なものですので、滞空時間を長くする、メモリィの容量を増やす、といふ以上の進化を進められない、と云ふのも諸刃の刃のやうに思へますね。
逆にそのシンプルさが良いですね。
これ以上ややこしくなってはアレなので、私は現行機種を3ツほど買ってストックしております。現代の傾向から鑑みても、いつ生産中止になるや分かりませんからねぇ。

個人的には出力を2系統以上に分けて、それぞれを独立して出せるやうになれば便利かと思ひますが、今のでも十分のやうな気がします。
願わくばディストーションのやうに、不変的にこのまま売られ続けてほしいですねぇ。

梶山シュウ
http://www.kajiyamashu.com

しーなとシュウ
http://cnashu.net/


しーなとシュウさんは、12月29日 西宮 RJ&BME’Sの 唄絵 Vol.1 に出演されます。おちかくのかたはぜひ!

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