コチ・ヂャン[仮]BY コモブチキイチロウ
6月7日、大阪 ロイヤルホースにて、ベース&女性ボーカルのユニット”コチ・ヂャン[仮]”のライブを、見に行ってきました。ボーカル”チャカ”さんと東京の第一線ベーシスト”コモブチキイチロウ”氏のユニットである。
大阪のステージでは、ピアノ&パーカッション、トロンボーンで中島徹氏がサポートゲストで参加されていたが、基本5弦エレクトリックベース(fodera)とボーカルのみというデュオユニットである。想像すると、かなり音が薄くなってしまうのかなと思い勝ちだが、コモブチ氏の多彩なコードワークと、チャカさんのパワフルなボーカルは全くそれを感じさせない。コモブチ氏もハイポジションのコードワークを中心に、ブラジル系のリズミックなアレンジで見事にリズム/ハーモニー/ベースを弾きこなしていたのは、すごい。部分的にループマシンも使用していたが、完全に音楽の中にとけ込んだタイミングと、使用パートを絞った使い方であまりにも自然であった。ベースのサウンドも非常に心地よい美しい音だった。
それより何より、中島徹氏を含め、3名がすばらしいステージパフォーマンスで会場を音楽の渦に巻き込んでいくさまは、さすがと思わせられた。MCも大阪らしいお笑い要素もあり、小ネタもありで、ベースとボーカルという特殊性を感じさせず、音楽を純粋に楽しんで下さいというメッセージが感じられた。2ステージあったが、全く飽きさせない。コモブチ氏も本当に音楽を楽しんでベースをプレイしているという感じだった。おそらく、コチ・ヂャンにとっては、ベースとボーカルという形態が、それ以上の物も必要とせず、ごく自然な選択肢であったのだろう。
こういうアプローチの音楽を聴くと、あらためてエレクトリックベースの更なる可能性を感じざる終えなかった。真正面からカバーしていた”スペイン”は圧巻であった。


