ベースアウトボードプリアンプ試奏比較(ベーシスト泉尚也氏インプレッション)

アウトボードプリアンプは、大きく分けて二つのタイプに分類されると思います。

ひとつは、アクティブベースに内蔵されているのプリアンプをアウトボード化したタイプ。クリアなハイファイ系なものが多い。

もうひとつは、アンプシミュレーション系で、そのままバランスアウトでラインを出力できるタイプ。ロックっぽい音色のものが多い。大体が歪み音色も可能。

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どちらも、使用ベースがパッシブでもアクティブでも積極的に使っていって良いと思います。アクティブベースでも、本体のイコライザーの効き方が気に入らない場合、こういうプリアンプを使用するのも音作りの一つの手段ですね。

あと、これらの製品をEQ的なプリアンプとしての使用ではなく、歪み系エフェクターに限定して使用するのも良いですね。通常のディストーション系のエフェクターより低音がしっかり出るものが多いので。

今回の試奏で感じたのは、各メーカーの音色のイメージがしっかり反映している製品が多かった事。特にアンプのメーカーの製品は、メーカーのキャラクターがすごく出ていました。

製品によっては色んな機能を備えたものもありますが、選ぶ基準は、プリアンプとしての基本の音色が一番大事だと思いますので、出来れば楽器店で自分のベースで試奏してみて下さい。
今回の試奏データが皆さんの購入の際の参考になれば幸いです。

【各プリアンプごとのコメント】

■MXR M-80

味付け度:濃、アンプシミュレーション系、歪み可
ディストーションは乾いた感じのアメリカンテイスト。原音とミックスできるのが◯。
イコライザーは、サンズアンプほど味付けは濃くないアンプシミュレーションで、こちらも乾いた感じだがカラースイッチをオンにするとアンペグ的な深みのある重低音を加えれる。音作りのバリエーションは大。

■Day's Corporation M-Box

味付け度:薄、オンボードプリ系、歪み不可
このネーミング明らかにマー◯スのMで、ハイファイ系のいわゆるドンシャリ系。かかり方は以外と淡白で上品で使いやすい。パッシブベースにお勧め。

■Day's Corporation Mid Knight

味付け度:薄、イコライザー系、歪み不可
イコライザーのポイントをMidに特化したプリ。ベース本体にMidの無いアクティブの楽器には重宝だろう。前出のM-Boxもそうだが、通すだけでバッファー効果があるのでパッシブベースにもお勧め。こちらもかかり具合は上品。

■Aguilar DB-924

味付け度:中、オンボードプリ系、歪み不可
ブランドのイメージはハイファイ系だが、以外と図太いロック系の音。
サンズが濃すぎてダメな人にはお勧め。

■SANSAMP BassDriver

味付け度:濃、アンプシミュレーション系、歪み可
アンプシミュレーション系の元祖なので、一度は試してみるべき。これでしか出せないサウンドはワンアンドオンリー。だた、ハイファイ系を求める人には不向き。ディストーションとしての使用もできる。

■BEHRINGER MIC-100

味付け度:薄、マイクプリアンプ系、歪み可
本来マイクのプリアンプであるが、ベースや色んなライン楽器に使用できる。程よいチューブ感とが足されて、音抜けも良くなる。ゲインの調整しだいで強烈なディストーションがかけれる。

■Xotic TRILOGIC

味付け度:薄、オンボードプリ系、歪み不可
とても純粋でハイファイなプリなので、アクティブベースにもお勧め。

■Xotic RC Booster

味付け度:薄、オンボードプリ系、歪み不可
純粋に原音のゲインを上げるというコンセプトだが、EQも非常に素直で使いやすい。パッシブベースにお勧め。Boosterという名前だが歪み系ではない。(ほとんど歪まない)

■Xotic BB Preamp

味付け度:濃、オンボードプリ&アンプシミュレーション系、歪み可
こちらは逆にPreampという名前だが、歪み系。だが、Gainがゼロの状態で生音とほとんど音が変わらないので、プリアンプとしても使用可。(高い出力レベルのベースではゼロでも歪む可能性あり)音色はRC Boosterと同じくとても素直で太い。

■Fodera Preamp

味付け度:薄、オンボードプリ系、歪み不可
このブランドのイメージのとおりの音で、純粋でハイファイなプリ。

■EBS MICRO BASS2

味付け度:濃、アンプシミュレーション系、歪み可
アウトボードプリアンプで考えれるすべての機能を装備。EBSのアンプの音色で、基本ハイファイ系だが色んな音作りが可能。

■Hartke Bass Attack

味付け度:濃、アンプシミュレーション系、歪み可
こちらもアンプメーカーのプリで、EBS同様、メーカーの音色のカラーが濃い。シェイプ回路はメタル系、グランジ系にお勧め。値段は安価だが色んな音作りが出来てCP度高い。